2013年7月30日火曜日

写真の日記を付け始めました。

学生にタンブラーで写真日記をすることを勧めたので、自分も始めることにしました。
適度な筋トレになりそうだから、最低一年は続けたいなと。
iphoneで撮った写真をあげていきます。

The Spider and The Broom-Diary
http://ishitakuma.tumblr.com/


2013年7月17日水曜日

トークイベント、研究冊子 「前夜/前線 ― クリティカル・アーカイヴ vol.2」

ユミコチバアソシエイツの 「前夜/前線 ― クリティカル・アーカイヴ vol.2」に参加します。



このたび、ユミコチバアソシエイツは、20世紀絵画を独自の視点から論じる研究冊子の刊行(2014年春刊行予定)ならびに一年を通して行うトークイベントを開催いたします。

昨年刊行された高松次郎研究冊子『Jiro Takamatsu Critical Archive』は好評を博し、執筆者 4 名によるトークイベントも盛況のうちに終了しました。本企画は、その成果を踏まえ開催されるものです。
シリーズ2回目となる今回は、「戦争と絵画」をテーマに、石川卓磨、河本真理、沢山遼、弘中智子の各氏を迎え、美術家、美術史家、批評家、学芸員として活動されている4者のそれぞれの見解を持ち寄り、日本と西洋の20世紀絵画の再検討を行います。

トークイベントでは、企画者である石川卓磨、沢山遼の両氏が毎回ゲストを招き、対象となる画家やその作品をめぐって対談します。 香月泰男、浜田知明、福沢一郎など、主として1930年代~50年代に第二次大戦を通して新たな絵画的諸問題に直面した画家たちの実践が取り上げられる予 定です。
ぜひ、ご注目ください。


■開催にあたって
 第二次大戦以降、日本やイギリスをはじめとする国で、多くの戦争画が描かれた。「戦争画」 の定義を広義に解釈すれば、いくつかの前衛主義――たとえば未来派やフランツ・マルクらの壮絶な絵画経験も、その範疇に含めることができるだろう。戦争と いう局面は、絵画を外的状況との絶え間ない緊張関係へと接続した。おおよそ、戦争経験による主体の再編を考慮することなしに、20世紀絵画を語ることは不 可能である。しかし、私たちが行いたいのは、あらゆる20世紀絵画に戦争の陰影を読み込むような、反映論的な議論ではない。20 世紀の絵画実践は、外部との緊張関係を示す実直なドキュメントであったのではないからだ。むしろ、そのような状況において、画家自身がいかに、外部によっ て再編された制作主体を分析したのか、という視点こそが重要である。それは、さまざまな時差や抽象性の濃度をともなって、特定の様式論的枠組みには還元不 可能な、意味論的かつ形式的な諸コードの発明と絵画組成の変容をもたらしたはずだ。それにともなって、絵画の内在的展開や様式論的推移といった神話もま た、解体されなければならないだろう。
 外部状況は、いかに制作主体の存在論的次元を再編し、絵画はそのような状況をいかに目撃したのか。戦争という、人間を「剥き出しの生」へと差し向ける例 外状態は、絵画という一個のマテリアルの物理的な生成過程にいかに作用するのか。あるいは、図像の可読性のレヴェルにかかわらず、絵画の政治的・力学的・ 実践的な諸問題を方法論的に読解可能なものにする、いかなる批評があり得るのか。私たちは、そのような課題を通して、新たな絵画理論の構築を目指したいと 思う。具体的には、浜田知明、香月泰男、福沢一郎ら、主として 1930 年代~50 年代に、そのような絵画的諸問題に直面した画家たちの実践が、議論の俎上にのぼることになる。
2013.5月 沢山遼



■前夜/前線 ― クリティカル・アーカイヴ vol.2
トークイベント Session 1:「香月泰男をめぐって」
蔵屋美香(東京国立近代美術館美術課長)
石川卓磨(作家、美術批評)
沢山遼(美術批評)

7月20日(土) 17:30-19:30、事前予約制、参加費¥500(レジュメ付き)

【お申し込み方法】
件名「クリティカルアーカイブvol.1」、お名前、ご住所、電話番号をご明記のうえ、
event@ycassociates.co.jpまで、メールにてお申し込みください。
・定員(25名)に達しましたら、受付を終了いたします。
・ギャラリーからの返信メールが届かない場合は、営業時間内にお問合せください。
※vol.2以降のスケジュールが決まり次第、随時ご案内差し上げます。


■研究冊子
「前夜/前線―クリティカル・アーカイブ vol.2」として、各執筆者による研究冊子を刊行いたします。
2014年春の刊行予定です。
【執筆者】
石川卓磨(作家、美術批評)
河本真理(美術史家・広島大学大学院准教授)
沢山遼 (美術批評)
弘中智子(板橋区立美術館学芸員)



プロフィール等、詳細はプレスリリースをご覧ください。
Press Release(JP)>>

2013年7月10日水曜日

レヴューが掲載されました。

ARTFORUMの中国版ウェブに, 現在メゾンエルメス8階フォーラムにて開催されている「ウルの牡山羊」シガリット・ランダウ展のレヴューを書きました。今回僕の日本語の文章はどこにもアップされません。
僕はイスラエルで活動しているランダウがシオニズムの歴史を取り上げつつ作品化しているなかで、彼女の態度と作品化する上での飛躍がなんであるのかについ て短いながら検証しました。いい勉強になりました。沢山くんは「ET IN ARCADIA EGO 墓は語るか」について書いています。
中国語読める人はよろしくお願いします。


 http://artforum.com.cn/picks/section=world#picks5300