2017年12月15日金曜日

トークイベントに参加しました。

12月15日(金)19:00~
トークイベント:美術を印刷物にすること| ⑴「引込線2017」の印刷物
ゲスト:櫻井 拓(編集者)、森大志郎(デザイナー)、加藤健(写真家)
聞き手:石川卓磨(美術家、批評家)
参加費:¥1000(1drink+入場料)

森大志郎
1971年生まれ。美術展や映画祭カタログ等のエディトリアルデザインを主に手がける。主な仕事=東京都現代美術館MOTコレクション展覧会シ リーズ、『MOTアニュアル2011』(東京都現代美術館)、東京国立近代美術館ギャラリー4 展覧会シリーズ、『ぬぐ絵画』、『ヴィデオを待ちながら』(東京国立近代美術館)、『Dan Graham by Dan Graham』『瀧口修造とマルセル・デュシャン』(千葉市美術館)、『Grand Openings, Return of the Blogs』(ニューヨーク近代美術館)、『パウル・クレー おわらないアトリエ』(京都国立近代美術館)、『清方 ノスタルジア』(サントリー美術館)、『蔡国強』(広島市現代美術館)、『「出版物=印刷された問題(printed matter)」:ロバート・スミッソンの眺望』(上崎千との共作『アイデア』320、誠文堂新光社)「Rapt! 20contemporary artists from Japan」(国際交流基金)など。 

櫻井拓
フリーランスの編集者。1984年宮城県生まれ、京都府在住。アートに関わる本や印刷物(作品集、展覧会カタログ、批評書など)の編集。芸術批評誌『ART CRITIQUE』を編集発行。そのほか教育や経済、広告などの分野で、本や記事の構成と編集。愛知大学文学部メディア芸術学科など非常勤講師。最近の仕事に『池内晶子|Akiko Ikeuchi』 (gallery21yo-j、2017年)、「Artist Interview 竹岡雄二」(『美術手帖』、2016年4月号)、『引込線 2015』(引込線実行委員会、2015年)など。

加藤健
1977年生まれ、福岡県出身。2002年、武蔵野美術大学彫刻学科卒。
大学在学中より写真家 中野正貴氏のアシスタントを務め、2002年フリーランスフォトグラファーとして活動を開始。
美術作品やインスタレーション風景、アートドキュメント(制作の現場やアートパフォーマンス等)の写真を撮影。
引込線は2011年、2013年、2015年、2017年と過去4回撮影を担当。
他の撮影実績として、ヨコハマトリエンナーレ2011-2014-2017、「新次元 マンガ表現の現在」「CAFE in Mito 2011」(水戸芸術館)、「石子順造的世界」(府中市美術館)、「TARO賞の作家Ⅱ」(川崎市岡本太郎美術館)、「未見の星座」(東京都現代美術館)、「キュッパのびじゅつかん」(東京都美術館)、「NEW VISION SAITAMA 5 迫り出す身体」「遠藤利克展ー聖性の考古学」(埼玉県立近代美術館)、資生堂ギャラリー、トーキョーワンダーサイト、横浜美術館、横浜市民ギャラリーなど。他多数。

石川卓磨
1979年千葉県生まれ。美術家、美術批評。
主な評論に「カエサルのものはカエサルに!――鈴木清順における「ルパン三世」と「浪漫三部作」」(『ユリイカ2017年5月号 特集=追悼・鈴木清順』、青土社、2017)、「ポストアプロプリエーションとしての写真」(『カメラのみぞ知る』[図録]、ユミコチバアソシエイツほか、2015年)、「戦争と銅版画――浜田知明の『戦争』画について」(『前夜/前線―クリティカル・アーカイヴ vol.2』、ユミコチバアソシエイツ、2014年)、「生存のレオロジー――ゾエ・レオナードにおける生政治」(『引込線 2013』[図録]、引込線実行委員会、2013年)などがある。近年の展覧会に、「雲をつかむできごと 石川卓磨+多田由美子 Vol.1」( Gallery TURNAROUND、2017年)、 「犬死にか否か」(TALION GALLERY 、2017年)、「第9回恵比寿映像祭『マルチプルな未来』」(東京都写真美術館、2017年)、「教えと伝わり|Lessons and Conveyance」(TALION GALLERY、2016年)などがある。

2017年12月6日水曜日

京都造形大学で講義を行いました。

12月6日に京都造形大学にて特別講義のレクチャーを行いました。

展覧会に参加します。

髙橋耕平さんの企画によるALLNIGHT HAPS 2017後期「接触の運用」の第一弾として、
2017年12月6日(水)〜12月26日(火)に京都のHAPSで展示を行います。
http://haps-kyoto.com/allnighthaps2017_takahashi/

概要

ALLNIGHT HAPS 2017後期「接触の運用(英題:operating contacts)」
会期 2017年12月6日(水)〜2018年4月23日(月)
企画 髙橋耕平
出展作家 
 #1 石川卓磨 2017年12月6日(水)〜12月26日(火)※終了しました。
 #2 三重野龍 2018年1月9日(火)〜1月31日(水)
 #3 笹岡由梨子 2018年2月6日(火)〜2月28日(水)
 #4 柳瀬安里 2018年3月6日(火)〜3月26日(月)
 #5 小林耕平+髙橋耕平 2018年3月30日(金)〜4月23日(月)
展示時間 18:00〜9:30(翌日朝)
会場 HAPSオフィス1F(京都市東山区大和大路五条上る山崎町339
主催 東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)
支援 平成29年度 文化庁文化芸術創造活用プラットフォーム形成事業
助成 公益財団法人 朝日新聞文化財団

企画趣旨

 石川卓磨、三重野龍、笹岡由梨子、柳瀬安里、小林耕平。
 私が彼、彼女らの作品を経験した日やシチュエーションはバラバラだが、作品を後にした私の身体は静かに変化していった。やや遅れて不意に自覚化される身体への影響–重力への意識、形に内包される筋肉の働きへの想像、関節の機能性、視線を向けられることへの恐怖、主体性を宿した身体への懐疑。自らの身体を運用し作品化するという点に於いて共通する5人。個別の関心事、作法はバラバラであるものの、コントロールが及ばない事象に自らの身体を寄せ、摩擦を起こし、巻き込まれ、その感触の具合を造形・質感・所作・構造として作品に練り込んでいかんとする。時には身体の一部を蝕まれ欠損さえさせられるが、身体的な接触がこの世界を理解する上で必要不可欠だと言わんばかりに彼らの作品は生成されていく。調和のとれた場面に態々分け入り接触の結果を作品として表すその行為、その態度とは何なのか。私はこの5人の作家の作品を通じ考えたいと思う。時に私も分け入りながら。
 石川卓磨の近年の作品に、ダンサーの動きを高速シャッターによる数千枚の静止画で捉え、それを現像、選択、連続させることで人間の身体そのものを出現させる映像がある。映像を構成する1枚ずつの静止画はダンサーを前にした石川の感知と反応の現れであるが、同時にシャッターを押す以前/以後の身体の緩みもそこから想像することが出来る。緻密なグレートーンの画像の明滅に隠れてやってくるその緩みは、石川の息遣いであり石川がダンサーに振動させられている証である。つまり我々が目撃しているのはダンサーの身体だけでなく、その動きによっていちいち解体されていく石川の身体のドキュメントなのである。また作中で屢々引用される映画や小説は、歴史の連続性から切り離し難い時代とその風景を検証するために、作品の支柱の一つとして用いられており、そこには批評活動を行うもう一人の石川の身体の使い方が現れている。
三重野龍。グラフィックデザイナー。三重野の繰り出す文字、形、佇まいに魅了されている私の眼は、その仕事を前にすると隅から隅まで見尽くしたいという欲望に駆られる。字でも絵でもない、書くでも描くでもなく繰り出し定着される形。制限ある枠組、ルールの上で身体をどう運用するべきか。観る人間がどのように眼を動かし留めるのか、或は見切るのか。三重野は、グラフィックデザイン、グラフィティ、ドローイング、プロダクト制作、身体表現の間を振り子のように運動する経験からそれを熟知し、独自の手つきによって眼の欲望の先を見通し、弾力を有したしなやかな形を考案する。例えるなら柔らかい関節を備えたアスリートの身体である。故に私は三重野が繰り出す形象に人格すら感じる。本企画のメインビジュアルからもそれを測ることが出来るだろう。
 笹岡由梨子が綴る物語もそこに登場する人物も全く見事なハリボテである。しかし我々はハリボテの接合面を想像する事ができても実際に見る事は出来ない。
 ぎこちない動きのマリオネットに貼り付けられた顔、形、色彩、動作、言葉、それぞれのパーツを無理矢理繋ぐ不安定な身体の制作と同様に、個別の物語と歴史上のコンテクストを荒っぽく接続してしまう快楽と危うさを、ハリボテ構造を持ち出す事で批評する。つまり物語の成り立ちを身体の成り立ちに例えていると言えよう。部分同士の接合は常に観客に託されており、順序と方法を間違えたならば、悪魔の身体を出現させることさえも予感させるハリボテ行為。笹岡の作品は鼻歌が突如軍歌に成り代わるような狂気の飛躍を我々に提供する。一見親しみ易い変拍子に乗せて。
 柳瀬安里は文字通り自分の身体を差し出すことで作品を成立させる作家と言えよう。例えば国会議事堂前、高江、福島に。自らの生活の場と特殊な事情を抱えた場所での経験を接続することの危うさ、抵抗、そして希望について、敏感に反応する柳瀬の身体が記録される。声の震え、こわばった表情、行き先が定まらない歩行、カメラを見つめる眼。その場をうまくやり過ごすことが出来ず不規則に、ぎこちなく、時に停止する柳瀬の姿は、スクリーン前に立ち距離をもってそれを観る鑑賞者の居心地の悪さと重なる。つまり柳瀬の身体は我々の身体の代替である。記録映像を見ているにすぎないはずの我々は現場への接触を迫られる。柳瀬の身体の先行によって。
 小林耕平は近年、物や出来事に自身の解釈=言葉を投げかける事でそれそのものの潜在性を露わにし、体験の変容を迫る作品を制作する。しかし言葉によって変容させられるのは何も物や出来事だけではない。映像の中に佇む作者自身への評価、印象、眼差しの変更をも迫られる場合すらある。言葉を口にすること。言い切ること。言い淀むこと。とぼけること。誤魔化すこと。物や事を通した対話や表明に小林自身が巻き込まれて行く様子をやや離れた位置から笑いを浮かべながら眺めている我々は、程なくして自分の存在根拠を疑うことになる。小林の振る舞いによって身体の輪郭を固めていたはずの諸条件が音を立てずに溶かされていく。今回は髙橋がここに参入、接触することで新たな身体の運用を体現する機会を得たいと思う。(企画:髙橋耕平)

2017年12月4日月曜日

レクチャーのお知らせ

京都のメディアショップにてレクチャーを行います。

http://www.media-shop.co.jp/talk_event/ishikawa_171204/ishikawa_171204.html「非写真」について」
石川卓磨レクチャー
 ーーなぜ写真を懐疑することはいま、かつてないほど重要なのか
デジタルカメラやPhotoshop、さらにはスマートフォンの普及以降、写真は、私たちにとって、かつてなく身近でありふれたものになっています。さらに、「インスタ映え」する写真にするための、アプリでの画像編集などに典型的なように、写真と加工とを切り離して考えることが難しい状況が生じています。インターネットを含む日々の現実を、膨大な量のイメージが取り巻く現在においては、もはや写真という概念は因習として残っているに過ぎず、映像イメージとしか呼ぶことができないものが氾濫する、「ポスト写真」的状況が生じています。

そのような状況下で膨大な量のイメージに圧倒され続ける私たちは、むしろ1枚1枚の写真をよく見て考えるという経験を、失ってしまっているのではないでしょう か。その結果として逆説的に、写真=事実だとなんとなく信じ込んでしまうような態度さえ、身についてしまっているのではないかと思えます。

それにもかかわらず、写真をよく見て考える経験、すなわち写真に対する懐疑の経験は、いかにして可能なのでしょうか。あるいは、その懐疑を保ち続けることは、なぜ重要なのでしょうか。

本レクチャーでは、写真を媒体とした美術作品を発表しながら、美術史、写真史を背景にした多面的な批評活動を行なわれている、美術家の石川卓磨さんをお招きします。ジェフ・ウォール、スタン・ダグラス、ロドニー・グラハム、クリストファー・ウィリアムズなどの作品を題材に、「非写真」についてレクチャーをしていただきます。

「非写真」とは、コンセプチュアル・アートに端を発する、断片化、縫合、異化、転用などの方法によって、従来写真に特権的だとみなされていた偶然性、無意識、瞬間性、真実性を脱構築し、写真についての思考を促す一群の作品のことです。ジェフ・ウォールはライトボックス作品を、「写真でも、絵画でも、映画でもないもの」として発見しましたが、そのような「非写真」についての考察から、現代の写真やイメージをめぐる状況、さらにはそこへ批評的に介入する視角について考えます。
出演 石川卓磨(美術家、美術批評)
日時 2017年12月4日(月)19:00 - 21:00(開場は18:30)
会場 MEDIA SHOP | gallery(京都市中京区河原町通三条下る大黒町44)

2017年11月24日金曜日

トークイベントに参加しました。

雲をつかむできごと  石川卓磨 + 多田由美子 vol.1|仙台 
2017.11.14火-11.26日 月曜休廊 
Gallery TURNAROUND 
【トークイベント】11.23木曜13:00 出演:成相 肇×石川卓磨×多田由美子

2017年11月10日金曜日

展示に参加します。

Gallery TURNAROUNDで行われる“雲をつかむできごと 石川卓磨+多田由美子 Vol.1”に参加します。
2017年11月14日-11月26日
http://turn-around.jp/

2017年10月10日火曜日

犬死にか否か展ギャラリートークに参加します。

10/14(土)19:00〜20:30
TALION GALLERYにてギャラリートークを行います。
出演者:石川卓磨、槙原泰介、ミヤギフトシ

2017年9月30日土曜日

課外講座:「キャプション」のコンセプトについて

課外講座:「キャプション」のコンセプトについて 講師
上崎千(芸術学)、 石川卓磨(美術 家)・森田浩彰(美術家) 
開講日:平成29年9月29日(金)18時00分〜 
開講場所:武蔵野美術大学2号館206講義室

2017年9月15日金曜日

文化情報誌『季刊まちりょく』に展覧会情報が掲載されました。

仙台市民の文化情報誌『季刊まちりょく』に、「雲をつかむできごと 石川卓磨+多田由美子 展」の告知が掲載されました。



TALION GALLERYの『犬死にか否か』に参加します。

TALION GALLERYのグループ展に参加します。オープニングまであと約一週間です。 石川卓磨、槙原泰介、ミヤギフトシ 「犬死にか否か」2017.9.16 - 2017.10.15 http://www.taliongallery.com/jp/upcoming/



石川卓磨、槙原泰介、ミヤギフトシによる3人展『犬死にか否か』 - CINRA.NET(シンラドットネット) dlvr.it/Pn0S93
Tennis (Blow-Up『欲望』 | Kiyotaka Suzuki, Aisa Shirai, Daisuke Awata)
Filming location No. 1 ,No2 (Blow-Up『欲望』 | Tatekawa first park) を出品してます。
説明がないと伝わらない部分がある。タイトルからもいろいろ推測できる部分はある。断片的に説明すると、これはミケランジェロ・アントニオーニ監督作の『欲望』の断片的なリメイク的作品です。youtu.be/eOXa5wi0nQs
これは『欲望』のエンディングのシーンで、ジジェクも分析してるように、映画全体を象徴するシーンです。作品写真を撮ろうと公園でスナップ写真を撮影していた主人公は、プリントした時に写真の中に死体が写り込んでいる。現場に行って死体を目視もするが、死体がなくなる。そこから始まるストーリー。
事件を保証する死体という存在の有無と、最後のテニスのゲームにおけるボールの有無がリンクしている。それは物質の所有や消費の構造と結び付けられている。今回僕は事件性や見えないものをテーマにしています。ロケハンで見つけた最適な公園が、本当の死体遺棄現場だったことも僕には重要な問題です。
事件を保証する死体という存在の有無と、最後のテニスのゲームにおけるボールの有無がリンクしている。それは物質の所有や消費の構造と結び付けられている。今回僕は事件性や見えないものをテーマにしています。ロケハンで見つけた最適な公園が、本当の死体遺棄現場だったことも僕には重要な問題です。
かなり断片化してますが、コンテクストレベルではここら辺が前提にあります。その上で写真や映像を観ていただけると、フォーマルというか、視覚的なエフェクトの意味がまた違って見えてくると思います。説明しないと見えないというのは、観てわかる部分と見てわからない部分を共存させてるからです。
ミヤギフトシさんや槙原泰介さんの作品にしても、そういう背景を知るとぐっと意味が広がるところがあるなと思います。ヒントは散りばめられている。見てもわからないから傲慢だということではなく、こういう部分をヒントとしてはめ込みながらミニマルな表現に落とし込むのは挑戦だなと思います。

2017年8月21日月曜日

蜘蛛と箒企画特別講座を開催いたします。



蜘蛛と箒企画特別講座:
石岡良治「ゴンブリッチ再訪:カリカチュア論からその現代的意義を考察する」

エルンスト・ゴンブリッチ(1909-2001)のイメージ理論を、カリカチュア研究における精神分析美学との関連に注目しつつ、その現代的意義について考察するレクチャー。


開催日時:2017年9月17日(日)19:00-21:00
開場時間:18:30–
開催場所:武蔵野プレイス・スペースC
(武蔵野市境南町2-3-18 武蔵境駅から徒歩1分程度)
料金:1,500円
定員:35名 

※事前予約制 お名前、人数、ご連絡先のメールアドレスまたはお電話番号をご明記の上、aslspbank@gmail.comまでご連絡ください。
定員に達したため募集は締め切らせていただきます。







(左)オノレ・ドーミエ 《洋梨》(1831)、(右)ジョン・コンスタブル《ウィヴンホー・パーク、エセックス》(1816)



 ゴンブリッチは、20世紀のベストセラー美術書『美術の物語』(初版1950)の著者として知られるのみならず、主著『芸術と幻影』(1960)など、認知科学の進展をふまえた理論的著作でも有名な美術史家である。オーストリア系ユダヤ人として生まれ、ウィーン大学で美術史を学ぶも、ナチス台頭から「アンシュルス」(1938年のドイツによるオーストリア併合)に至るユダヤ人迫害に伴い1936年にイギリスに亡命。ウォーバーグ研究所(アビ・ヴァールブルクの蔵書を基礎に1921年ハンブルクで設立されたが、ユダヤ人迫害から避難すべく1933年ロンドンに移転)に職を得て後年所長もつとめた。

 ゴンブリッチのイメージ理論は、J・J・ギブソンやR・グレゴリー、U・ナイサーなどの視知覚をめぐる認知科学との交流によって形成され、今なお認知科学ないしは脳科学から美術作品を考察する際には不可欠の参照源となっている。またゴンブリッチは自身の理論を明示的にカール・ポパーの反証主義と関連付けており、ポパー同様「ヘーゲルやマルクスなどの歴史主義批判」「反証可能性を有さない精神分析への疑義」「方法論的個人主義に基づく社会的な審級への不信」をたびたび示していた。

 ゴンブリッチ理論のこうした側面は、ときに「還元主義」として賛否両面から受容された。主な批判としては、20世紀終盤に英語圏における批評理論との関連で興隆した「ニューアートヒストリー」の観点から、事物の自然主義的再現を特権視しているとみなされたことが挙げられる(ノーマン・ブライソンによる批判)。またアビ・ヴァールブルクの評伝において、「イメージの両義性」をめぐる理論的錯綜を単純化することでヴァールブルクの射程を取り逃すなど、クリアカットな議論の明晰性が、一定の犠牲の上に成り立っているのではないかという疑念が示されるのは、そうした状況の現れと言えるだろう。

 けれども同時に指摘されなければならないのは、精神分析を疑似科学と断じたポパーとは異なり、ゴンブリッチはその著作活動を通じて、エルンスト・クリス(1900-57)の精神分析美学を参照し続けていた事実である。ウィーン大学で美術史を学び、かつフロイトの精神分析運動にも参与していたエルンスト・クリスは、アメリカに亡命後は自我心理学を展開したが、ウィーン大学における研究が危機に瀕していた時期、カリカチュアについてゴンブリッチとの共著を執筆していた。共著は最終的に草稿にとどまったが、ここから二人はそれぞれ複数の論文を書き、『芸術の精神分析的研究』(クリス)や『棒馬考』(ゴンブリッチ)に収められている。

 カリカチュアをめぐる考察は、上述したゴンブリッチ理論についての大まかな描像を捉え直す上で重要であるのみならず、「精神分析から脳科学へ」と言い表されることもある研究動向の変遷を、別の仕方で捉え直すことを可能にする。カリカチュア論は、ゴンブリッチの多面的な活動をつなぎとめる「蝶番」の役割を果たしており、芸術とポピュラーカルチャーの関係、そして芸術が歴史をもつ理由と観者の役割など、理論と歴史の双方において決定的な重要性をもっている。また、カリカチュアに即して提起された、イメージの脱魔術化や素描的「表現」をめぐる洞察は、近年のイメージ人類学や神経系人文学をめぐる動向との関係において、ゴンブリッチの現代的意義を考察する上でもきわめて重要であるように思われる。



参考資料:
1)「The Gombrich Archive」( https://gombrich.co.uk

2)クリストファー・ウッドの『芸術と幻影』評(https://webspace.yale.edu/wood/documents/gombrichburlington.pdf …

3)筑摩書房 PR誌ちくま、石岡良治のコラム「イメージ論を経巡る」(全三回)
「イメージ論を経巡る・1 フータモと機械のトポス」(http://www.chikumashobo.co.jp/blog/pr_chikuma/entry/1136/

「イメージ論を経巡る・2 ルイス・ウェインのネコと対象の残存」(http://www.chikumashobo.co.jp/blog/pr_chikuma/entry/1157/

「イメージ論を経巡る・3 イメージ論の「折衝」と平滑空間」(http://www.chikumashobo.co.jp/blog/pr_chikuma/entry/1180/



プロフィール:
石岡良治(いしおかよしはる)1972年生まれ、批評家、表象文化論。著書に『視覚文化「超」講義』(2014)『「超」批評 視覚文化×マンガ』(2015)。





————————

2017年8月17日木曜日

執筆者で参加する引込線2017の展示が始まります。

8月26日から、所沢で開催される引込線2017の展覧会が始まります。
2017年8月26日(土)― 9月24日(日)
10:00 ―17:00
休場日:火曜・水曜
会場:旧所沢市立第2学校給食センター(埼玉県所沢市中富1862-1)
ホームページ:http://hikikomisen.com/

なお現在引込線にボランティアで活躍していただける方を募集しています。

「引込線2017」では、ボランティアの方を募集しております!興味のある方は是非よろしくお願いいたします。
ボランティア特典:書籍「引込線2017」を一冊進呈!※全日1回/半日2回です。丸1日ボランティア参加された方には交通費として1,000円支給。半日間のボランティア参加の方には交通費500円支給。

【ボランティア募集のお知らせ】
展覧会「引込線 2017」会場にて、受付・監視等のお手伝いをしてくださる方を募集します。お申し込みは下記、事務局宛に、氏名、年齢、活動希望日を書いてEメールをお送りください。
info@hikikomisen.com

ボランティア概要
期間:2017年8月26日(土)―9月24日(日)
半日からお手伝い頂けます。火・水曜は休場です。

場所:旧所沢市立第2学校給食センター (埼玉県所沢市中富1862-1)

おもな活動内容:
・開場、閉場のお手伝い
・作品と会場の監視業務
・展示作品のかんたんなご案内

活動時間:
・一日の場合 09:50―17:10(休憩、昼休みあり)
・半日の場合 09:50―13:00/13:00―17:10

募集条件:
・平成29年8月26日現在で満18歳以上の方
・ボランティア活動を行うにあたり、引込線2017実行委員会の連絡事項やマニュアル等を遵守できること。

待遇 :
・活動については、原則無償です。
・丸1日ボランティア参加された方には交通費として1,000円支給。半日間のボランティア参加の方には交通費500円支給。(当日支給)
・ボランティア活動に1日間以上参加した方には、展覧会後に発行される書籍「引込線 2017」を一冊差し上げます。(半日×2回も一日扱いとなります)
・ボランティア活動参加者に感謝の意を表し、書籍「引込線 2017」と引込線2017公式ホームページに一人一人のお名前を掲載します。
※半日からボランティア活動に参加頂けますが、書籍「引込線 2017」の進呈は合計1日間以上お手伝い頂いた方が対象となります。ご注意下さい。
詳しくはホームページでご確認ください。

2017年8月15日火曜日

美術手帖にレビューを寄稿しました。

‪美術手帖9月号に、森美術館の企画「MAMスクリーン」で上映されているカミーユ・アンロについてのレビュー「軽やかにかわして結び直す|MAMスクリーン006:カミーユ・アンロ」を書きました。
アンロは2013年のヴェネチア・ビエンナーレで銀獅子賞を受賞した作家です。‬

2017年7月4日火曜日

蜘蛛と箒企画特別講座:「デーヴィッド・チュードアの器楽」中井悠

蜘蛛と箒では、国内外で多岐にわたる活動を行っているアーティストであり、ニューヨーク大学大学院で博士号を取得したデーヴィッド・チュードアの研究者である中井悠さんをお呼びして、特別講座を開催いたします。


蜘蛛と箒企画
特別講座:
中井悠「デーヴィッド・チュードアの器楽」

開催日時:2017年7月23日(日)19:00-21:00
開場時間:18:30–
開催場所:武蔵野プレイス スペースC

料金:1,500円
定員:35名 

※事前予約制 お名前、人数、ご連絡先のメールアドレスまたはお電話番号をご明記の上、aslspbank@gmail.comまでご連絡ください。


※募集を締め切りました。ありがとうございました。




 デーヴィッド・チュードア(1926−1996)は、圧倒的に卓越した演奏技術と難解な楽譜を「パズル」として解く天才的な能力によって、1950年代から60年代にかけてジョン・ケージ、ブーレーズやシュトックハウゼンなど名だたる実験/前衛音楽作曲家たちの信頼を一身に集めたピアニストとして主に知られています。しかしチュードアのピアニストとしての10年余りの活動は、半世紀以上にわたって繰り広げられたかれの長いキャリアのほんの一部にすぎません。それ以前のオルガニストとしての活躍やそれ以降の電子音楽のパイオニアとしての活動は、その重要性や影響力の大きさに比してこれまでほとんど論じられることはありませんでした。この欠落--その理由は複合的で根深いのですが--は単にチュードアが生みだした音楽に対する無理解だけではなく、演奏者としてのチュードアの類稀な能力に依存しつつもその内実を括弧入れすることで形成された実験/前衛音楽のドグマティックな言説を、それに無批判的に寄り添う研究者たちの通り一遍の見識とともに、いまに至るまで温存させてきました。しかしながら、ぼくがここ数年間断続的に行なってきた研究によって、近しいコラボレーターでさえも知らなかったチュードアの自作楽器/回路と、それらをネットワーク状に組み合わせて作り出される作品の作動方式を大方解明することができました。またそこから翻ってピアニスト、さらにはオルガニストとしてのチュードアをこれまでとはまったく別の角度から検証することが可能となりました。オルガンからピアノへ、ピアノからアンプリファイド・ピアノへ、バンドネオンそして電子楽器、さらには「孤島」に至るまで、使用楽器を絶えず持ち替え、「作曲家/演奏家」などといった従来のカテゴリー区分を軽やかに転覆させつつ、独自の音楽を作りつづけたチュードアの生涯から浮かび上がるのは、「音」と「聴取」に固執する周囲の作曲家たちの言説(そしてそれを鵜呑みにした研究者や批評家たちの認識)を実践的にも理論的にも条件づけながらも(それゆえに)顧みられることのなかった、音の生成に関わる物質的プロセス、すなわち「楽器」をめぐる特異な思考と実践です。このレクチャーでは従来の現代音楽観を揺るがすこうしたチュードアの器楽の内実を、現在執筆中で来年オックスフォード大学出版局から出版される予定の、世界初となるチュードアの研究書「Reminded by the Instruments: David Tudor’s Music」から抜粋するかたちで紹介します。チュードアの精神に習って、なるべく具体的に(つまり抽象論は後回しにして)、残された資料やデータを組み合わせながらパズルを解くように事例を解析していきます。電子回路についてももちろん論じますが、電子工学の知識があまりなくても解読作業は追えるはずです。
*チュードアの音楽を聴いたことがない方は、YouTubeにも最近アップロードされたこのブートレグの演奏がすばらしいので(再生回数が200程度だけど 笑)、まずはここからでも:https://www.youtube.com/watch?v=Ev76oaxThLc(これについてはたぶん論じる時間がありませんが、実はチュードアの生前最後のパフォーマンスです)


プロフィール
中井悠(なかいゆう)
No Collective(http://nocollective.com)のメンバーとして、ニューヨークをベースに、音楽(家)や舞踏(家)、演劇(台本)、絵本、お化け屋敷、理論(家)などを世界各地で制作。2014年にLeonardo Music Journal(MIT出版)により、いまテクノロジーを使っておかしなことをしているアーティストの一人に選出された。比較的うまくいった最近のプロジェクトとしては、ダンス作品だと思われている「Vesna’s Fall」(Judson Church, New York / Black Mountain College, North Carolina / Queens Museum など, 2014-15 [http://nocollective.com/v.html])と「House Music」(KurturRaum, Berlin / University of the Arts, Helsinki, 2014-15 [http://nocollective.com/hc.html])や、ドッペルゲンガー式室内楽「Immaculate Conception」(mise-en_PLACE, New York, 2016 [http://nocollective.com/i.html])、諸々の影響下において「影響」についての理論を構築せんとする「Writing Under Influence」(San Diego, 2017 [http://nocollective.com/text/])など。No Collectiveの活動に関するまとまった論考としては”Music and Its Double”(TDR, MIT出版, 2017)、”The End of Choreography As We Know It”(Performing Arts Journal, MIT出版, 2016)など。またインディペンデント出版社Already Not Yet(http://alreadynotyet.org)をブルックリンで共同運営、無料ジャーナルMatters of Actを毎年一冊のペースで刊行している(http://alreadynotyet.org/04.html)。制作活動のかたわら学術研究も行ない、近年はデーヴィッド・チュードアの音楽の調査に時間を費やした。その研究で昨年ニューヨーク大学大学院から博士号を取得、現在博論をベースとするデーヴィッド・チュードア論をオックスフォード大学出版局との契約のもと執筆中。チュードアが1970年初頭に作ったグループ、コンポーザーズ・インサイド・エレクトロニクスのメンバーとして、チュードアの作品もときどき演奏している。日本にいた時は東京大学大学院(表象文化論)や四谷アートステュディウムなどに所属。

2017年6月23日金曜日

Krautraum 石川卓磨 × 勝俣涼「写真の厳密な使用」について

上崎千さんと行った対談に引き続き、
二回目のkrautraumでのトークイベントを行います。
今回は美術批評家の勝俣涼さんをお呼びして、ジョン・バルデッサリやジェフ・ウォールなどの写真作品をめぐって討議します。
よろしくお願いいたします。

Krautraum
7月は石川卓磨さんのトーク企画第2弾を開催いたします。今回のゲストは美術批評家の勝俣涼さん。
ぜひともご参加ください。
石川卓磨 × 勝俣涼「写真の厳密な使用」について
2017年7月8日(土)17:00-19:30
開場時間:16:30-
料金:1,000円(1ドリンク付)
定員:15名 ※事前予約制 お名前、人数、ご連絡先のメールアドレスまたはお電話番号をご明記の上、info@krautraum.comまでご連絡ください。


http://krautraum.com/event/336/



2017年4月28日金曜日

鈴木清順論を寄稿しました。


「ユリイカ」の追悼・鈴木清順の特集に『カエサルのものはカエサルに!――鈴木清順における「ルパン三世」と「浪漫三部作」』を寄稿しました。鈴木清順が製作に関わった「ルパン三世」を中心に鈴木清順論を書きました。
http://www.seidosha.co.jp/book/index.php?id=3039

2017年4月25日火曜日

乳歯による《SCREEN BABY》公演のアフタートーク

4/28に三鷹scoolで行われる《SCREEN BABY》公演のアフタートークに参加します。神村恵さん、津田道子さんのユニット「乳歯」の公演を観るのはこれで3回目。今回はどのような感じになっているのかとても気になります。

・4/28(金)に三鷹scoolで《SCREEN BABY》公演です。日本映画の古典的名作からいくつかのシーンを選び、出演者の動きを振付として捉えて、それを丁寧に見ることからスコア化、再現して、撮影します。19時30分の終演後、石川卓磨さん(アーティスト)をお迎えしてトークします!
・4/28(金)乳歯《スクリーン・ベイビー》公演詳細と予約方法を公開しました!本日4/11(火)19時よりメール予約受付開始いたします。

http://scool.jp/event/20170428/

2017年4月22日土曜日

作品写真の撮影依頼をお承ります。

作品や展示、パフォーマンスの記録写真を、通常の相場よりも良心的な価格設定で撮影致します。展示のドキュメントや広告用の動画の撮影も行います。

DMやプレス、展覧会の記録やファイルのなどの資料作りのために、写真は必ず必要になります。しかし、自分で撮るとなかなか納得のいくものが撮れず、プロのカメラマンに頼むとそれなりの金額となります。
ぼくは、作品写真の撮影に必要な機材を持っていますので、高解像度でハイクオリティな写真を提供することができます。
ただし、特別な機材や装置を必要とする難易度の高い撮影の場合は、お断りする可能性があり、その分低価格になっております。

また美術以外の撮影のご要望などもありましたらご相談ください。

東京を中心にして活動しています。
交通費は実費でいただきますが、出張で撮影いたします。
撮影のご依頼やお見積もりなどお気軽にお問い合わせください。

連絡先
takumaro2001@hotmail.com

石川卓磨




2017年3月31日金曜日

展覧会に参加します。

駒込倉庫にて、小作品の展覧会「Spring Fever」が開催
東京・駒込の駒込倉庫で、4月1日から23日まで、若手作家約40名による小作品を集めた展覧会「Spring Fever」が開催。
https://bijutsutecho.com/news/2952/

2017年2月26日日曜日

「第9回 恵比寿映像祭」ラウンジトークを行いました。


2/26(日) 13:45-14:45に、「第9回 恵比寿映像祭」の企画として東京都写真美術館にてラウンジトークを行いました。

2017年2月23日木曜日

「第9回 恵比寿映像祭」についての記事がアップされています。

リニューアルした東京都写真美術館をメインに開催「第9回 恵比寿映像祭」。作品を介して提示される“多様な未来”https://www.japandesign.ne.jp/report/yebizo-2017/

2017年2月1日水曜日

春期ゼミを開講します。



蜘蛛と箒企画
石川卓磨ゼミ
「芸術のこれからとここから|ジャスパー・ジョーンズから考え始める現代美術」
(全4回)

第1回|2017年3月4日[土]
ジャスパー・ジョーンズ

第2回|2017年3月5日[日]
アンディ・ウォーホル

第3回|2017年3月25日[土]
ジェフ・クーンズ

第4回|2017年3月26日[日]

ジェフ・ウォール


 前回の「作品を作る/語るための方法と理論入門」に引き続き、2回目となる石川ゼミ「芸術のこれからとここから」を2017年3月に開催いたします。今回は「ジャスパー・ジョーンズから考え始める現代美術」というテーマを設け、4人の作家(ジャスパー・ジョーンズ、アンディ・ウォーホル、ジェフ・クーンズ、ジェフ・ウォール)の各論の講義を行います。この4人は、説明する必要がないほどそれぞれが強い影響力を持ち、現代美術を考える上では欠かすことのできない作家です。しかし日本では、アップデートがなされていないままに取り残されていたり、作家が持っていた問題意識や文脈が忘却されたり、誤解を含んだイメージが定着されているところも少なくありません。
 この4人について考えることは単に各論にとどまるものではなく、ポップアート、メディアの自己言及性、デュシャンの影響、日常性、モダニズム芸術との関係性など、複数のテーマにおいて照応し合い立体的なネットワークを作り出すものになります。ジェフ・ウォール以外は、戦後アメリカ美術を代表する作家であり、戦後のアメリカ文化そのものを見ていくこととも重なります。
 さらに、ジャスパー・ジョーンズは朝鮮戦争時に仙台で駐屯していた経験を持ち、東野芳明などによって積極的に日本で紹介されたこともあり、戦後日本の現代美術美術にも多大な影響を与えました。
 本ゼミでは、作家たちの作品分析や作家論のアップデートを行いながら、その可能性を改めて問い直します。アメリカがトランプ政権に変わり、これからどのような変動が作り出されていくのか、予測不可能で不透明な情勢が続くなかで、現在という表層/情動の波に流されないための錨としての知/美の方法や思考を作り出すことは可能か、そういったことを考える契機にもなればと思っています。




開催詳細講座名 :石川卓磨ゼミ「芸術のこれからとここから|ジャスパー・ジョーンズから考え始める現代美術」

開催場所:武蔵野プレイス
     講義室:スペースD
     「武蔵境駅」南口下車、徒歩1分

開催日時:第1回|2017年3月4日  [土]19:00〜21:30   
     第2回|2017年3月5日  [日]19:00〜21:30
     第3回|2017年3月25日[土]19:00〜21:30
     第4回|2017年3月26日[日]19:00〜21:30

講師  :石川卓磨(美術家/美術批評)

定員  :最大15名

受講料 :9000円 
※4回まとめて申し込む方優先。1回聴講の場合は各回2500円。(受講料には実費が含まれています。)

申し込み・お問い合わせ先

aslspbank@gmail.com

※申し込み時にはお名前/メールアドレス
どの回を受講希望かご明記下さい。
上記のメールアドレス宛にお申込みください。その後、振込先など詳細のメールを送信いたします。
※ご参加される方それぞれが各自のお名前で個別にお申込み下さい。
※受講資格はとくにありません。
※電話による申し込み・お問い合わせは受付けておりません。